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肛門のぷにぷに、それって本当にいぼ痔?直腸脱など、いぼ痔と間違えやすい病気

何か出ている

肛門から何か出ているのは、内側のいぼ痔(内痔核)の脱出が進行した時に見られますが、そのままにしておくと、より重篤な病気になる場合もあります。

直腸脱

どんな病気?

排便でいきんだり、おなかに力を入れたときに、直腸が肛門の外に脱出してしまう病気です。直腸を支える組織が弱くなり、肛門括約筋が緩くなることが原因とされ、高齢者や出産経験者に多く見られます。脱出を改善しようとする場合は、手術の必要があります。

なぜ間違えやすい?

「直腸脱」は、内側のいぼ痔(内痔核)とともに肛門から直腸粘膜が脱出する「脱肛」と混同されがちですが、いぼ(痔核)ではなく、正常な直腸が脱出してしまうのが特徴です。市販薬では対処できないので、疑わしいときは病院を受診しましょう。なお、排便時などにいきまない、便秘にならないように食生活に気をつけるなどの注意が必要です。

尖圭(せんけい)コンジローム

どんな病気?

ウイルスに接触感染することによって、肛門縁を中心に、小さなイボがたくさんできる病気です。肛門の中にも小さなイボが認められることがあります。

なぜ間違えやすい?

尖圭コンジロームのウイルスの潜伏期間は平均約3ヵ月。初期には自覚症状はありませんが、進行してウイルスが増殖してくると、おしりがジメジメし、違和感やかゆみを感じるようになります。こうした症状のために、痔と間違えやすいのですが、ウイルスによる性行為感染症(STD)の一つなので、早めに専門施設を受診しましょう。

皮垂(ひすい)

どんな病気?

「皮垂=スキンタグ」とは、肛門周辺の皮膚が痔などによってはれ、それが治った後に残った皮膚のたるみを指します。

なぜ間違えやすい?

皮垂は、はれが萎縮(いしゅく)した後に皮膚が残ったもので、外側のいぼ痔(外痔核)とよく似ていますが、痛みがなく、柔らかいのが特徴です。皮垂自体は、そのままにしておいても問題はありませんが、次第に大きくなっているのであれば、病院を受診しましょう。

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