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出産前後の女性がなりやすい痔のタイプとは

妊娠中や出産後の肛門疾患のうち、95%以上がいぼ痔(痔核)

妊産婦がかかりやすい痔のタイプは、出産“前後”で異なります。

出産“前”はいぼ痔(痔核)にかかりやすくなる傾向が強いですが、出産“後”は、いぼ痔に加えてきれ痔(裂肛)にもかかりやすくなることが明らかになっています1,2)

また妊娠中や産褥期(出産後に、女性の体が妊娠前の状態に戻っていくための時期)の女性に発症する肛門疾患のうち、実に 95% 以上がいぼ痔(痔核)という海外の調査結果もあります(参照: グラフ)1)。日本における調査では、肛門疾患に占めるいぼ痔(痔核)の割合は 51~68%とされていますので3)、妊娠中・出産後の女性がかかる肛門疾患の中でも、いぼ痔はかなり発症頻度の高い病気と言えるかもしれません。

グラフ. 妊産婦に発症する痔の種類(n = 123. 海外データ)1)

【参考】
1) Poskus, T. et al: BJOG, 13: 1666, 2014.
2) Abramowitz, L. et al: Diseases of the Colon & Rectum, 45: 650, 2002.
3) 日本大腸肛門病学会: 肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン 2014年版: 2014.

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