坐剤は、基本的に1~30℃の環境で、先端(丸みのあるほう)を下に向け、立てた状態にして保管します。
これには理由があります。製造工程上、坐剤の容器内の上部には若干の空間があります。坐剤は、保管温度が30℃を超えると軟化し、さらに温度が上がると溶解して液状になるので、正しい向きで保管されないと、この空間が移動し、変形することがあるのです。
そこで、坐剤の多くには、箱の外からでもどちらを上にしたらよいかわかるように、外箱に「上」マークが付いています。マークをチェックして正しく保管してください。
は、坐剤の先を下に向け、立てた状態で保管することをあらわしています。
また、0℃以下になる冷凍庫では保管しないようにしてください。