ドクターに聞く
「いつものことと放置しない!こんなケースはすぐ病院へ!!」

ドクターに聞く「いつものことと放置しない!こんなケースはすぐ病院へ!!」

急性の激しい下痢や、長期間続く下痢は受診を

血がまじっている激しい下痢や、吐き気、嘔吐、腹痛、などは食中毒等の感染性腸炎の可能性が高いので、すぐに受診したほうが良いでしょう。下痢が続きだるさがあれば脱水状態と考えられますので、医師の診察を受けてください。下痢が長期間続く場合、原因はさまざまですが、腸の粘膜にできた小さな穴から、未消化の栄養素などが血液中に入ってしまう危険性もあります。

順心会大澤病院 白野純子 先生

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おかしいなと思った下痢は、必ず内科を受診

血便、粘液、膿などを伴う便が出た場合や、発熱や腹痛がある場合は、すぐに病院に行っていただきたいです。また下痢が一週間以上続いた場合も、必ず受診してください。発熱や痛みがなくても、長期間下痢が続くと脱水症状が起こります。尿量が減ったり、頭がぼーっとしたりしてくると脱水症状が起こっている証拠。内科を受診しましょう。
下痢の原因は、急性では食中毒もあれば、俗にお腹にくる風邪といわれる胃腸風邪もありますし、慢性では、クローン病や潰瘍性大腸炎、乳糖不耐症や過敏性腸症候群、薬の副作用などもあります。それぞれの原因によって、対処法も薬も違ってきます。特に食中毒の場合は、悪いものを出すために下痢が起こっているので、無理に止めてしまっては逆効果。自己判断で安易に下痢止めなどの薬を服用せず、おかしいと思ったら、すぐに受診するようにしてください。

大阪肛門科診療所 副院長 佐々木みのり 先生

佐々木みのり 先生
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出血が続く場合は、大腸がんの危険性も

1~2回の下痢が1日で済む程度なら、重篤なケースは少ないと思います。ただ、症状が強いときは脱水症状を起こす場合もありますので、早めの受診が良いでしょう。また痛みなどがなくても、下痢が続いたり、1日に十数回もトイレに行くような場合は、普通の状態ではありませんので、すぐに受診してください。
下痢の受診は、基本的には内科で良いと思いますが、おしりに痛みや出血の症状がある場合は、肛門科を受診されると良いと思います。紙にちょっと血が付いても、すぐに治る程度であれば問題ありませんが、それが繰り返し起こると、慢性化してしまうこともありますし、おしりではなく大腸から出血していることも考えられます。その場合は、大腸がんの危険性もありますので、出血源を特定する上でも、早めの受診をお勧めします。

松島病院 大腸肛門病センター 香取玲美 先生

香取玲美 先生
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この記事の監修医師
白野 純子先生
佐々木 みのり先生
香取 玲美先生
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